ニュース事業から二つの平均へ
Dow以後に理論として整理
潮・波・さざ波を同時に読む
一次トレンドは潮、二次反動は波、日々の変動はさざ波。強気はH2>H1かつL2>L1、弱気は両方が逆。片方だけなら転換完成ではなく警告とする。
H1=420、L1=380、H2=445、L2=405なら強気構造。次の上昇が435で止まっても、重要安値405を割るまでは弱気反転は完成しない。
一つは警告、二つで確認
強気反転は高い反動安値の後、工業株・鉄道株の両方が前の二次高値を終値で上抜く。弱気は鏡像。確認日は同日でなくてもよい。[6]
工業株が39,800を越えても鉄道株が15,600未満なら1 of 2。後日鉄道株も越え、工業株も水準を保てば確認となる。
教育用チャート手順
両平均の重要高値・安値を終値で決め、構造を分類し、両方の突破を待ち、出来高は補助に限定する。学習上のエントリーは確認終値または水準を保つ押し、無効化は構造を作った反動安値の下に置く。
仮の112エントリー、重要安値104なら構造上の距離は8ポイント。大きすぎるならサイズを下げるか見送る。Dow Theory自体にサイズ式や利益目標はない。
誤りと限界
一度の押しを反転と呼ぶ、一平均だけを採用する、同日確認を強制する、出来高の固定%を作る、現代の段階名をDow本人に帰す、という誤りを避ける。
重要転換点の選択には判断が残り、確認は遅れ得る。本稿は現在の相場判定、収益性、スリッページ、利益を保証しない。
教材図












用語集
- 一次トレンド
- 市場の大きな方向。潮にたとえる。
- 二次反動
- 一次トレンド内の逆行波。
- 小変動
- 日々の値動き。さざ波にたとえる。
- 確認
- 工業株と鉄道株が同じ一次変動を裏づけること。
- 未確認
- 一方の平均だけが水準を超えた状態。シグナルではなく警告。
- 重要な高値・安値
- 構造を定義するため判断して選ぶ転換点。
よくある質問
Dow自身が現在のチェックリストを発表した?
いいえ。Nelson、Hamilton、RheaらがDowの論説を後に整理した。
二つの平均は同じ日に確認する必要がある?
いいえ。両方の確認は必要だが、同日でなくてもよい。
出来高が主シグナル?
いいえ。補助材料であり、二つの平均の終値構造が中心。
一度の押しで反転と判断する?
いいえ。両平均で確認された構造の崩れを待つ。
出典
- U.S. Congressional Record: Charles H. Dow biography — www.govinfo.gov
- The Wall Street Journal: 130 years of the Journal — s.wsj.net
- S&P Dow Jones Indices: 130 Years of Stewardship — The Evolution of The Dow — www.spglobal.com
- S. A. Nelson, The A B C of Stock Speculation (1903) — archive.org
- William Peter Hamilton, The Stock Market Barometer (1922) — archive.org
- StockCharts ChartSchool: Dow Theory — chartschool.stockcharts.com
教育目的の内容です。投資助言でも、成果の保証でもありません。
